IEEE-HDDをマウント出来るように
kernelを改良する
2003/12/6
written Komuro


kernelのオプションを設定する
kernel sourceがある場所で、make menuconfigを実行後
Code maturity level options->Prompt for development and/or incomplete code/drivers を有効にする。
開発中のコードを使用するかと聞いてるんだと思うが、これを付けないと、IEEEのモジュールが選択できない。

 

 

IEEEモジュールを選択する
IEEE 1394 (FireWire) support (EXPERIMENTAL) ---> の行を選択するとIEEE1394 FireWireの画面が出る。
自分は、<M>モジュールとして組み込んだが、<*>でカーネルに直接組み込んでもかまわないと思う。

OHCI-1394 はOHCI-1394の私用に基づいてIEEE-1394をコントロールするドライバだ。
資料によるとTexas Instruments製とNEC製のOHCIチップでしかテストされて無いようだが、殆どのカードが動くようだ。

SBP-2 support は、IEEE-1394デバイスに接続されたSBP-2デバイスを操作できることを意味している。
この場合、ハードディスクを意味しているが、DVDやCD-ROMなど記憶装置全般を意味していると思われる。
当初SBP-2は、ホットスワップのことだと勘違いしていて、試しにシステム稼動中にケーブルを抜いてみたら、えらい事になった記憶がある;;
正確には、Hotplugで間違いないと思うんだが手順を間違えると大変なので、抜き差しはやはり電源を切ってから行った方がよい。

Raw IEEE1394 I/O supportは、ユーザモードのプログラムが直接IEEE1394バスにアクセスできるようになる。
これもモジュールとして組み込んでおいた。

 


kernelをコンパイル・再起動・モジュールの組み込み
#make dep bzImage modules modules_install install 終了後、各々grub.confを書き換えて、起動できる状態に修正する
#reboot起動後、それぞれモジュールを組み込む。もしかしたら、自動で設定されていて既に組み込まれてるかもしれないが、lsmodで確認してみてieee1394などが無ければ、組み込む。
#modprobe ieee1394
#modprobe ohci1394
#modprobe sbp2モジュールの組み込みが終わったら、デバイスをスキャンするスクリプトをダウンロードしてくる。
ダウンロード先>http://www.linux1394.org/

downloadしたら、rescan-scsi-bus.sh を実行する。接続されてるデバイスが、認識されれば、後はfdiskをかけて、mkfs.ext3の作業を行うだけだ。
デバイスは、scsiと認識するので、/dev/sda sdb sdc というマウントになる。例) mount -t ext3 /dev/sda /hoge など
 
 
動作確認済みのDEVICEなど・・
VIAチップが載った、IEEE1394カードは特に問題が無かった。2枚挿しも行ったが特に問題なく動いている。
NECチップも試したがこれも問題が無かった。今のところ相性での問題は無いようだ。

#cat /proc/pci
Bus 0, device 9, function 0:
FireWire (IEEE 1394): VIA Technologies, Inc. IEEE 1394 Host Controller (rev 70).
IRQ 5.
Master Capable. Latency=32. Max Lat=32.
Non-prefetchable 32 bit memory at 0xf8000000 [0xf80007ff].
I/O at 0xb000 [0xb07f].
Bus 0, device 10, function 0:
FireWire (IEEE 1394): VIA Technologies, Inc. IEEE 1394 Host Controller (#2) (rev 70).
IRQ 9.
Master Capable. Latency=32. Max Lat=32.
Non-prefetchable 32 bit memory at 0xf7800000 [0xf78007ff].
I/O at 0xa800 [0xa87f].
 
HDDケースキット・IEEE-HDD本体
SLIMBOX GXM-35F 動作確認済み
I/O DATA HDAシリーズ 動作確認済み 200GB以上の7200回転の製品は、4ヶ月で壊れた;
 
 
 
 



 
 
 
 
IEEE-HDDをマウント出来るように
kernelを改良する
 
2003/12/6
written Komuro