tomcat
Current Version5.0.16
tomcatとは

Tomcatとは、Servlet/JSPに対応したアプリケーションサーバ。
クライアントで実行されるJavaプログラムは、「Javaアプレット」と呼ばれる。
サーバーで実行されるJavaプログラムは、「Java サーブレット」と呼ばれる。
JSP(Java Server Pages)は、Java サーブレットの呼び出しタグを含むファイルを読み込み、Java サーブレットを実行して、HTMLファイルを生成するプログラムだ。

Protocol
TCP
Port
8080〔標準)
Program
/usr/local/jakarta/jakarta-tomcat-5.0.16
ダウンロード先
http://jakarta.apache.org/site/binindex.cgi (tar.gz版)
RPM版は無いと思われる
Install
sourceをダウンロードしてきてそのまま、antをかける。
実行方法

自分の場合は、専用に、シェルスクリプトを作っているが、catalina.sh start とかでtomcatだけの起動も可能だと思われる。

備考
今回の作業は、5.0.1から5.0.16へのバージョンアップの過程をメモした。
また、自分は、Apache+mod_ssl+modjk などの構成を組んでいるが、ココでは、tomcat自体の動作確認のみを行う。ある程度は補足を入れる。
     
メール

 

くれ。間違いだらけかもしれんが、うちは動いている。いたずらは、あぽ〜ん
root@kmr.homeip.net





前提条件

J2SDK1.4.2以降が入っていること
 
antも1.5以上のバージョンが必要
 
PostgreSQL.jarは、PostgreSQLを構築する再、JDBCも一緒に作成したので、設定がしてある。JAVAやjspなどから、PostgreSQLへアクセスを必要としない場合は必要ないだろう




既存の5.01から5.0.16へVersionUPした際の、確認

PostgreSQLとの連携状況
OpenSSLによる、アクセス可能状況
 
 





今回構築するにあたって必要なものだけを抜粋している

/configure オプション 説明
tar zxvf jakarta-tomcat-5.0.16-src.tar.gz

jakarta-tomcat-5.0.16-src.tar.gzを解凍する。

     
ant

jakarta-tomcat-5.0.16-src/src に対してコンパイルをかける。
build.xmlがないとかからないので、確認しておいた方がいいだろう。

     
mv jakarta-tomcat-5.0.16-src/src/ /usr/local/jakarta/jakarta-tomcat-5.0,16 無事コンパイルが終わったら、src以下のファイルを、すべて、jakartaのフォルダなどへコピーする。環境設定は自分で行うので、わかる人はどこでもいい。
     
5.0.16のディレクトリィ構成は以下のようになっている。5.0.1の時の構成のまったく違う。
デキレクトリィ構成が変わっているがクラスパスなど、きちんと設定してやれば何ら問題はない。
むしろ、どこに何があるか、まとまって見やすくなっている。自分の場合は、/usr/local/jakarta/jakarta-tomcat-5.0.16 へコンパイル後コピーした。
まあ、どこでもいいわけだが。。

ここでクラスパス、JAVAの環境設定などをきちんと行わなければならない。
出来ないといつまでたっても起動しないので、注意が必要だ。







.bashrcに追加する内容(もしくは既存のものを変更する内容を記述した)
JAVA_HOME=/usr/local/j2sdk1.4.2
PATH=$PATH:$JAVA_HOME/bin:/usr/local/sh

CLASSPATH=.:$JAVA_HOME/lib/tools.jar:/usr/local/jakarta/jakarta-tomcat-5.0.16/jakarta-servletapi-5/jsr154/dist/lib/servlet-api.jar:.

CATALINA_BASE=/usr/local/jakarta/jakarta-tomcat-5.0.16/jakarta-tomcat-5/build
CATALINA_HOME=/usr/local/jakarta/jakarta-tomcat-5.0.16/jakarta-tomcat-5/build

CLASSPATH="$CLASSPATH":$POSTGRES_HOME/share/java/postgresql.jar CLASSPATH="$CLASSPATH":$POSTGRES_HOME/share/java/postgresql-examples.jar

CLASSPATH="$CLASSPATH":$POSTGRES_HOME/share/java/retepTools.jar
ANT_HOME=/usr/local/ant export
PATH=$PATH:$ANT_HOME/bin
PATH=${PATH}:${ANT_HOME}/bin



上記は、自分の環境に合わせたが、ようは、BASEとなる、catalina.shなどが入っている場所を、CATALINA_BASEとCATALINA_HOMEに指定してやればいいわけだ。
それから、servlet.jarの場所をクラスパスで設定してやるわけだが、今回は/usr/local/jakarta/jakarta-tomcat-5.0.16/jakarta-servletapi-5/jsr154/dist/lib/servlet-api.jarこれがそれらしきものだったので設定しておいた。特に問題なく稼動している。


webアプリを格納するパス
[root@kmr webapps]# pwd
/usr/local/jakarta/jakarta-tomcat-5.0.16/jakarta-tomcat-5/build/webapps

今までのソースは丸ごとココにコピーした。


動作確認画面

デフォルト画面、問題なく表示されている


既存アプリなど

X68kZ-MUSICからヘッダファイルを読み出して、一覧表示する画面
特に問題なし。
もちろん、PostgreSQLへのアクセスも問題が応じなかった。

 

JSPからPostgreSQLのJDBCドライバーへアクセス

TOCAT_HOME 直下の /lib

または

ユーザWebアプリケーションのディレクトリ下にある
WEB-INF/lib に jdbc ドライバを入れる。

今回設定したPATH
/usr/local/jakarta/jakarta-tomcat-5.0.16/jakarta-tomcat-5/build/webapps/jsp-bin/WEB-INF/lib
へpostgresql.jar をコピーした



 

補足(mod_jk)の作り方

Apacheと連動して、tomcatを動かす場合、mod_jkやmod_jk2などが必要になってくる
webで、時間かけて探してもいいが、どうせコンパイル作業を行うなら一緒に作ったほうが遥かに速い。

作り方だが、

[root@kmr native]# pwd
/usr/local/jakarta/jakarta-tomcat-5.0.16/jakarta-tomcat-connectors/jk/native

上記のパス上で、
./buildconf.sh
./configure -enable-EAPI --with-java-home=/usr/local/j2sdk1.4.2/ --with-apxs=/usr/local/apache/bin/apxs

configureは環境に合わせて変わってくるが、自分の場合は、sslも対応にしたかったので、-EAPIをつけている。
あとは、make installをすれば、apache1.3系ならmod_jk.so 2.0系なら mod_jk2 などが、apacheのパス上へインストールされる。

 

 
 
 
 
TomcatVersionUP作業について
 
 
2003/12/9
written Komuro